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常石造船、新たな省エネデバイスを商品化

2024年6月13日

常石造船株式会社(本社:広島県福山市、代表取締役社長:奥村 幸生)は、グループの三井E&S造船株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小葉竹 泰則)および株式会社三井造船昭島研究所(本社:東京都昭島市、代表取締役社長:五十嵐 和之)と共に、新たな省エネデバイスである硬翼帆を商品化致します。『硬翼帆』とは、風を受けても変形しない翼形状の帆のことで、自然エネルギーである洋上風を利用して推進力を発生させ省エネ効果を得る補助推進装置です。

本硬翼帆は、最小限の改造で既存船に設置可能です。また、格納可能な起倒式硬翼帆の実現を見据え、硬翼帆の形状、配置、制御システムに関わる検討および設計を行い、2026年に実船搭載し、2027年に商品化します。常石造船では開発プロジェクト全体の取り纏めおよび、装置設計から製造を行い、三井E&S造船では、制御システムおよび帆形状の検討を実施し、三井造船昭島研究所では、開発された硬翼帆について流体解析(CFD解析)などを用いた性能評価を実施します。

常石グループでは、本件を始めグループ化した三井造船昭島研究所での研究開発実験機能を活用し、今後も省エネ、船体性能の向上により、更なるGHG削減に寄与して参ります。

■ 常石造船株式会社
常石造船(広島県福山市沼隈町常石1083番地)は、造船・海運業を中心に事業展開する常石グループの中核会社で、船舶の建造と修繕を営んでいます。国内の常石工場(本社)とフィリピン、中国の海外工場を拠点に、ばら積み貨物船、コンテナ運搬船、タンカーなどを建造しています。
企業ホームページ:https://www.tsuneishi.co.jp/
ESGサイト:https://www.tsuneishi.co.jp/esg/

代表取締役社長執行役員: 奥村 幸生
事業内容:船舶の建造、修繕
創業:1917年(大正6年)7月
資本金:1億円
従業員:817人(2024年1月1日時点)常石造船グループ 約20,000人
事業拠点:常石工場(広島県福山市)
造船事業関連会社:
TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.(フィリピン・セブ)
http://www.thici.com/
常石集団(舟山)造船有限公司(中国・浙江省)
http://www.tsuneishi-zs.com/
常石鉄工株式会社(広島県福山市)
https://www.tsuneishi-iw.jp/
常石エンジニアリング株式会社(広島県福山市)
http://www.tsune-e.com/
株式会社三保造船所(静岡県静岡市)
http://www.mihozosen.co.jp/
神田ドック株式会社(広島県呉市)
https://kandadock.com/
三井E&S造船株式会社(東京都港区)
https://www.tsuneishi.co.jp/mes-s/
由良ドック株式会社(和歌山県日高郡)
https://www.yuradock.co.jp/
新潟造船株式会社(新潟県新潟市)
https://www.tsuneishi.co.jp/nsr/
株式会社三井造船昭島研究所(東京都昭島市)
https://akishima-labo.co.jp/

- 本件に関するお問い合わせ先 -
ツネイシホールディングス株式会社
広報部
TEL : 084-987-4915
メール : pr@tsuneishi.com

  • 硬翼帆のイメージ

    硬翼帆のイメージ