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常石造船、水素燃料タグボートにグリーン鋼材「JGreeX™」を初採用 ~2023年9月から供給開始予定~

常石造船株式会社(本社:広島県福山市沼隈町常石1083番地、代表取締役社長執行役員:奥村幸生)は、JFEスチール株式会社(本社:東京都千代田区内幸町二丁目2番3号、代表取締役社長:北野嘉久)より、従来製品より製造プロセスにおけるCO2排出量を大幅削減した鉄鋼製品「JGreeX™※1」を造船業界で初めて採用することに合意しました。「JGreeX™」の供給時期は、2023年9月からを予定しています。

「JGreeX™」は、JFEのCO2排出削減技術により創出した削減量を、「マスバランス方式※2」を適用して特定の鋼材に割り当てることで、鉄鋼製造プロセスにおけるCO2排出量を大幅に削減した鉄鋼製品です。CO2排出削減量については、認証機関から第三者認証を取得する予定です。

常石造船は、このグリーン鋼材をグループ会社である神原汽船株式会社が発注、同じく神原タグマリンサービス株式会社が運航予定の水素燃料タグボートに使用する全鋼板に採用することで、鋼板に起因するCO₂排出量の100%削減を実現します。このグリーン鋼材と水素混焼エンジンの活用で、よりクリーンな船舶をお届けし地球環境への負荷軽減に貢献していきます。

常石造船は、これからの地球の環境保全とサステナブルな社会の実現のために、船舶の開発・建造のみならずあらゆるアプローチでCO2排出削減に取り組みます。

 

※1 JGreeX™(ジェイグリークス):
JFEスチールが供給するグリーン鋼材の総称

※2 マスバランス方式:
一般社団法人日本鉄鋼連盟「マスバランス法を適用したグリーンスチールのCO2排出原単位の算定方法に関するガイドライン」に準じ、製品製造プロセス全体のCO2排出量の削減における環境価値を一部の鉄鋼製品に集約し、CO2排出原単位の低い鉄鋼製品とみなすこと。

 

■ 常石造船株式会社
常石造船(広島県福山市)は、造船・海運業を中心に事業展開する常石グループの中核会社で、船舶の建造と修繕を営んでいます。国内の常石工場(本社)とフィリピン、中国の海外工場を拠点に、ばら積み貨物船、コンテナ運搬船、タンカーなどを建造しています。
企業ホームページ:https://www.tsuneishi.co.jp/
ESGサイト:https://www.tsuneishi.co.jp/esg/

代表取締役社長執行役員: 奥村 幸生
事業内容:船舶の建造、修繕
創業:1917年(大正6年)7月
資本金:1億円
従業員:821人(2022年12月時点)常石造船グループ 約20,000人
事業拠点:常石工場(広島県福山市)
造船事業関連会社:
TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.(フィリピン・セブ島)
http://www.thici.com/
常石集団(舟山)造船有限公司(中国・浙江省)
http://www.tsuneishi-zs.com/
常石鉄工株式会社(広島県福山市)
https://www.tsuneishi-iw.jp/
常石商事株式会社(広島県福山市)
https://www.tsuneishi-trading.co.jp/
常石エンジニアリング株式会社(広島県福山市)
http://www.tsune-e.com/
株式会社三保造船所(静岡県静岡市)
http://www.mihozosen.co.jp/
三井E&S造船株式会社(東京都中央区)
https://www.tsuneishi.co.jp/mes-s/
由良ドック株式会社(和歌山県日高郡)
https://www.yuradock.co.jp/
新潟造船株式会社(新潟県新潟市)
https://www.tsuneishi.co.jp/nsr/
神田ドック株式会社(広島県呉市)
https://kandadock.com/

 

- 本件に関するお問い合わせ先 -

ツネイシホールディングス株式会社
広報部
TEL : 084-987-4915
メール : pr@tsuneishi.com