常石造船 中国拠点で初のメタノール二元燃料KAMSARMAXを引き渡し
10月28日(水)、常石集団(舟山)造船有限公司(TZS)は、中国拠点として初めて建造したメタノール二元燃料KAMSARMAXを引き渡しました。
本船は、従来の燃料に加えてメタノールを使用できる二元燃料仕様を採用したばら積み貨物船です。メタノールを燃料として使用することで、重油と比較して窒素酸化物(NOx)を最大約80%、硫黄酸化物(SOx)を最大99%、二酸化炭素(CO₂)を最大約10%削減することが可能です。
KAMSARMAXは常石造船が開発し、400隻を超える竣工実績を持つ主力船型です。2026年1月にはフィリピン拠点において世界初となるメタノール二元燃料KAMSARMAXを竣工しています。TZSではこれまでにメタノール二元燃料5,900TEU型コンテナ運搬船を4隻建造しており、今回ばら積み貨物船の建造を実現したことで、環境対応型船舶の量産体制構築に向けてさらに前進しました。
海運業界では、国際的な環境規制の強化を背景に、代替燃料を活用した船舶への需要が高まっています。TZSは今後も、多様化するニーズに対応しながら、環境性能と安全性を両立した船づくりを通じて、持続可能な海上輸送の実現に貢献していきます。