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常石グループ4社がSMART ENERGY WEEK 「H2&FC EXPO 水素・燃料電池展」に 共同出展しました ~海事産業のカーボンニュートラルへ向けて~
2月19日から21日の3日間、東京ビッグサイトで開催された次世代エネルギーの総合展「SMART ENERGY WEEK」に常石グループからジャパンハイドロ、ツネイシクラフト&ファシリティーズ、神原汽船、常石造船の4社で「H2&FC EXPO 水素・燃料電池展」に共同出展しました。海事産業におけるカーボンニュートラルに向けた取り組みについて、出展の様子をレポートします。
■出展概要
カーボンニュートラル実現のカギである水素の社会実装に向けた技術について、常石グループでの取り組みを展示。港湾分野における水素燃料の活用に向けて、ジャパンハイドロにて開発中の水素混焼エンジン搭載タグボート(常石造船 建造中)や洋上水素ステーション(ツネイシクラフト&ファシリティーズ 建造予定)を中心に紹介しました。水素タグボートおよび洋上水素ステーションの1/50模型の展示や、水素タグボートの建造風景の映像などを展示しました。
■当日の様子
3日間にわたり、ブースには海事産業ならびに水素事業関係者を中心に300名以上の来場者が訪れました。来場者は模型展示に見入りながら、「混焼、専焼などの内燃の仕組み」「洋上での水素充填について」「ゼロエミッション船への展望」「燃料電池でない理由」など多くの質問がありました。また水素エンジンR&Dセンターについての展示パネルにも多くの方が足を止め、水素エンジンの研究設備や船舶用の水素ステーションのフローについて、関心を寄せていました。
■今後の展望
常石造船は、2025年に水素混焼エンジン搭載タグボートを竣工予定。常石グループでは2025年に洋上水素ステーションの竣工し、2026年を目標に水素専焼エンジンを搭載したゼロエミッション船の開発・実証運転を予定しています。社会全体の水素インフラの整備状況およびニーズに合わせながら、水素専焼技術ならびに水素混焼技術の開発・適用を行います。経済性と安全性を兼ね備えた最適な水素燃料によるソリューションを提案し、ゼロエミッション船の普及に貢献します。