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常石造船 広島大学との2023年度共同研究成果報告会を開催~これからの20年に向けて
2024年5月30日
常石造船は4月23日、国立大学法人広島大学 と2023年度共同研究成果報告会を安全研修センターで開催しました。
本共同研究は、「技術開発による環境負荷の低減」、「お客様に提供する付加価値の向上」を目的に2004年にはじまりました。常石造船のビジネスにおける課題をテーマに、理論と実践を備えた研究を行い技術力向上に寄与することで実用性を高めています。これまで164件の研究を実施し、ビジネスへの登用率は75%以上です。
常石造船 設計本部 柴田憲一本部長 挨拶
「本共同研究も広島大学のご協力の下で20年目という節目を迎えることが出来た。中期経営方針実現のために解決すべき最新の技術的課題をテーマとして設定していることを念頭に置いて、個々の報告を楽しんでいただきたい。」
広島大学 大学院 工学研究科 濱田邦裕教授 挨拶
「大学で20年間共同研究が続く事は稀有であり常石との関係は重要である。これからの20年はIMOのGHG削減戦略で全世界の商船ほとんどがゼロエミッション船や新燃料船に置き換わって行く非常に大きなビジネスチャンス。シーズ提供ではなくソリューションを提供する、という考えで共同研究を進めていく。」
今回の報告会では「性能」・「構造」・「艤装」・「環境」・「DX」の5分野15テーマについて成果を発表しました。
各テーマは15分の設定時間で研究発表が行われ、闊達な意見交換が行われました。
2024年度は継続案件も含めて12のテーマで研究を進めていき、来年同時期に研究発表を予定しています。