浮体式洋上風力

セミサブ型、スパー型、TLP(Tension Leg Platform)型、バージ型等の洋上風力発電用浮体の設計のために必要となる、波、風、潮流中における浮体の動揺性能や係留索の張力応答、また、浮体の曳航・設置方法などについて、弊社は、理論計算や水槽実験を通じてみなさまの開発をサポートします。
TLP型浮体式洋上風力発電の研究開発(2011年)

仕様
● 形式:TLP(緊張係留式浮体)
● 用途:洋上風力発電用支持浮体
● 風力発電装置: 2MW ~ 5MW
● 適用水深:60m以上
● テンドン(係留索):PWC(Parallel Wire Cable)
本研究開発は、東京大学殿、東京電力株式会社殿、清水建設株式会社殿、一般財団法人日本海事協会殿、三井造船株式会社(現 常石ソリューションズ東京ベイ)の共同研究体制により研究を実施するとともに、日本海事協会の「業界要望による共同研究」スキームにより研究支援を受けて実施いたしました。
福島浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業(2012年~2021年)

浮体要目
● 浮体形式:セミサブ型
● 長さ:57.50m
● 幅:64.23m
● 型深さ:32m
● 喫水:16m
● 設計水深:120m
係留
● 方式:6組のチェーンによるカテナリー係留
● 呼び径:132mm
● アンカー:ドラッグ式アンカー
弊社は、各種水槽試験や数値計算により、本実証研究をサポート致しました。
●水槽試験
暴風時の係留試験
曳航時の波浪中動揺試験
●数値計算
浮体の動揺応答(周波数領域、時間領域)
係留解析
風車・浮体の連成解析
●その他
アンカー把駐力試験時の評価ツール
チェーン引き上げ時の検討

TLP型洋上風力発電
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