洋上風力発電関連支援

事業概要

洋上風力発電は、周りを海に囲まれている日本において、今後ますます活況になることが期待されています。当社は浮体式洋上風力発電における浮体基礎の設計・製造実績があり(注1)、その経験を活かし、技術者派遣や各種設計作業を通して、お客様のプロジェクト遂行をサポートいたします。

また、当社が開発/設計したSWATH型(SSC)洋上風車アクセス船(CTV)(注2、注3、注4)は高い航行安定性と移乗時安定性を誇り、洋上風力発電の電力安定供給に寄与いたします。

注1 : 

福島復興・浮体式ウィンドファーム実証研究事業に参加

注2 : 

SWATH = Small Waterplane Area Twin Hull, 半没水型双胴船

注3 : 

SSC = Semi-Submerged Catamaran, 当社SWATH船型の商品名

注4 : 

Crew Transfer Vessel(クルー・トランスファー・ベッセル)
洋上風力発電設備の建設や、発電開始以降のメンテナンス用に作業員を輸送するための船で、高い航行安定性と移乗時安定性が求められる

浮体式洋上発電設備 ふくしま未来

SWATH型(SSC)CTVについて

洋上風力発電設備は海上に設置されるため、悪天候の際にはアクセスできないことが洋上風車の稼働率を下げる一因となります。特に日本沿岸の厳しい海象下でCTVを運用する場合、CTVの船型の選択が重要となります。

当社が開発/設計したSWATH船型(半没水型双胴船,商品名「SSC」)は、通常の双胴船よりも風車移乗時/航走時ともに波浪中の動揺が小さい船型です。当社SSCをCTVとして採用することにより風車接舷移乗時のアクセス率が向上し、洋上風車建設工事やO&Mの稼働率向上、風車発電量の増加、作業員の安全性向上や就労環境向上に寄与し、電力の安定供給に貢献します。

当社は1970年代からSSCの開発/設計/建造を積み重ねており、既に多数のSSCが日本沿岸海域に作業船や旅客船、交通船として就航してきた実績があります。日本沿岸の厳しい海象、高い波高に適した洋上風車アクセス船(CTV)の設計により、国内造船所と協力して洋上風力発電事業に貢献します。

また、当社にはSWATH船型(SSC)に限らず多数の単胴船型や双胴船型を設計/建造してきた実績があります。対象案件に応じたCTVの船型や仕様検討、また各種CTVの接舷時/航行時の性能評価、稼働率評価といったご相談も承ります。

  • SWATH型(SSC)CTV  (小型) イメージ

    SWATH型(SSC)CTV (小型) イメージ

  • SWATH型(SSC)CTV  (大型) イメージ

    SWATH型(SSC)CTV (大型) イメージ

業務範囲・フロー

1)

洋上発電浮体式基礎の製造・設置・撤去の監督業務・補佐をサポートいたします。

2)

浮体式洋上風車浮体製造の総合エンジニアリング

3)

洋上風力関連船舶の設計ライセンス供与及び各種サポートをいたします。

関連技術紹介、発表論文やメディア紹介事例

実績

内容 顧客 実績範囲
O&M運用評価 2022 国内会社 洋上風車アクセス船(CTV)波浪中運用評価
新規プロジェクト計画 2022 国内インフラ会社 セミサブ型洋上風力浮体基礎の量産化・低コスト化の研究
現場技術者派遣 2021 国内浮体式基礎メーカー 浮体基礎解体撤去時の喫水調整作業

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