環境リサイクル事業

鉄スクラップを溶解している製鋼用電気炉の溶鋼を活用し、産業廃棄物のサ-マルリサイクルを行うとともに、有害な産業廃棄物(廃石綿等)を無害化処理し、廃棄物の適正処理と無害化を通して地域社会の環境保全に貢献しています。

若松スティール工場

製鋼用60t電気炉

電気炉は、電極からのア-ク熱を使用し鉄スクラップを溶融します。溶融された溶鋼は1600℃以上となり、この熱源を利用し、廃石綿等を溶融し無害化処理します。廃プラスチック類の焼却もこの熱源を利用し行います。

産業廃棄物(廃石綿等・廃プラスチック類)処理フロ-

搬入

アスベスト(廃石綿)は、解体・改修現場において、専用の二重袋に密封し、フレキシブルコンテナバック(フレコン)に詰めて搬入(荷台はシートで覆う)

保管

保管倉庫内で手作業にてドラム缶に詰替え
(袋の開封は行わない)

溶解

電気炉にスクラップを投入しアーク(電気)にて溶解

電気炉にアスベスト入りドラム缶を投入1500℃~1700℃の溶鋼にて処理実施

※炉内と投入装置間は、隙間のない密封構造になっている
※炉内と投入装置間は二重扉構造で、投入時の外部への飛散を防止
(どちらかの扉閉で密封を確保)

排滓( はいさい ) 処理

処理後、排滓(スラグ除去)を実施(スラグは埋立処理)
排滓後、溶鋼は鋳型などに鋳込む(製品およびスクラップとして利用)

排ガス処理フロ-

搬入

二次燃焼塔

電気炉内で燃焼しきれなかった未燃性ガスを二次燃焼塔で再燃焼

冷却

二次燃焼塔

排ガスを200℃以下に急速冷却し、ダイオキシンの再生成を防止

捕集・分離

集塵機

集塵機で粉塵などを除去
排ガスの温度、窒化酸化物・硫黄酸化物などは測定機器で監視

大気放出

ダイオキシン、窒化酸化物、硫黄酸化物、塩化水素などの排ガスは、大気汚染防止法に定められた基準値以下にて排出
定期的に環境測定を行い、排ガスの性状、アスベストの無害化を確認

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