地球環境にやさしい商品開発

 

地球環境に優しい船舶の開発

 

常石造船ではGHG(温室効果ガス)排出削減に向けて、先端技術を活用し、地球環境に優しい船舶の開発を行っています。

現在、当社の主要船型全てでEEDI(Energy Efficiency Design Index)フェーズ3を達成しており、高い燃費・環境性能を実現しました。今後も船舶開発を通じて、世界課題である脱炭素社会の実現に向けて貢献していきます。

 

 

当社が2021年4月にロイド船級協会より基本設計承認(AIP:Approval in Principle)を取得したLNGと重油の二元燃料焚きばら積み貨物船 ”KAMSARMAX GF”。 “KAMSARMAX GF”のGFはGas Fuelの略で、KAMSARMAXの汎用性とLNG燃料による高い環境性能を併せ持つエコシップです。

 

▷ 常石造船 製品情報ページのリンク(詳しくはこちら)

▷ 常石造船 技術情報ページのリンク(詳しくはこちら)

 

 

 

メタノール燃料ばら積み貨物船KAMSARMAX

 

本船は重油に加え、メタノールも使用可能な二元燃料焚きとして新たに開発したKAMSARMAXです。独立した大容量のメタノール燃料タンクを搭載した結果、メタノールでも顧客要望を満足する十分な航続距離を確保しました。また船型改良等により、従来のKAMSARMAXよりも大幅に燃費性能を向上したことに加え、当社の独自技術で、TESS64/66シリーズに採用している風圧抵抗低減技術の「AEROLINE」※1を改良し、KAMSARMAXに初採用することで、風圧抵抗の低減による実海域性能の向上にも努めています。

 

シンプルな構造のメタノール燃料タンクを船尾甲板上に配置したことで、KAMSARMAXの特徴である大容量の貨物艙を維持しつつ、荷役の安全性や容易さと、乗組員による安全で効率的なメンテナンスを実現します。KAMSARMAXの主要目・仕様の大部分を踏襲し、高い汎用性を維持しています。

 

 

当社は今後もメタノールのみならずアンモニアや水素など次世代燃料船の研究・開発を加速し、お客さまに環境性能と経済性を両立したゼロエミッション船をご提供することで、地球環境への負荷軽減に貢献していきます。

 

※1 AEROLINE:
船首や居住区を流線形状とすることで風圧抵抗を約20%低減する独自技術。

SCROLL