常石造船グループでは、GHG(温室効果ガス)削減と循環型社会の構築に向けて使用電力量の削減に取組んでおります。工場における生産プロセスを見直し、エネルギー消費が少ない船造りを実現して参ります。
■ 照明のLED化
常石工場並びに修繕工場では使用電力削減に向けて、照明のLED化に取組んでいます。LEDは汎用蛍光灯と比較して大きなCO2削減の効果が見込まれることから、今後もLED化を進めて参ります。
▲ LED化された常石工場
■ 使用電力量の可視化
常石工場では、工場の各資源使用量をデジタル技術を用いて可視化しており、可視化された内容を元に更なる電力使用量の削減に努めています。例えば、船舶建造における多くの工程で必要な空気を供給するコンプレッサー(空気圧縮機)の消費電力は、工場内の電力使用量に占める割合が大きいものでしたが、可視化されたデータに基づく時短運転や夜間稼働停止などの取組みによって、電力使用量の大幅な削減を実現しました。この可視化の取組みは中国秀山工場やフィリピンセブ工場で水平展開しており、今後も各製造拠点が一丸となって地球環境に優しい船造りを行って参ります。
▲ 可視化のシステムイメージ
▲ 電力使用量削減率(常石造船)
▲ 電力使用量削減率(セブ工場)