Interview
なぜ常石造船に入ったのか?
どんなことにやりがいを感じているのか?
常石造船で働くさまざまなメンバーに聞いてみました。
船殻設計グループ グループ長
中山 元彦

現在の仕事について
船殻とは、船のうち鋼材から成る部分を指し、船の多くの部分が船殻によって構成されます。船殻設計グループでは、船が安全に航海出来るように、船体強度に必要な鉄板の厚さや鉄板を支える部材の設計を担います。お客様の財産である大切な船の安全を担保する部署のグループ長として、緊張感を持ってマネジメントに取り組んでいます。
今までの仕事で一番印象に残っていること
入社3年目で新設計の担当者としてフィリピン工場に駐在したことです。担当していたのは、18万トン積載のばら積み貨物船です。新設計を担当したのが初めてで、上手く設計できていない部分があり、毎日朝から晩まで事務所と現場を行き来しながら、何回も図面を修正して何とか完工させることができました。当時は本当に大変でしたが、お客様や船級、フィリピン工場の担当者など多くの関係者と協力しながら造り上げた経験が、今でも役に立っています。
やりがいを感じる時
船殻設計のミッションは、「壊れない」「振動しない」「軽い」「造りやすい」という、相反する要素を最適なバランスで実現することです。多くの鋼材を使用すれば、壊れにくくなりますが、無駄に鋼材を使うと重くなり、計画された性能や製造原価に悪影響が出ます。この相反する条件を満たし、計画通りに設計していくことに、大きなやりがいを感じています。
常石造船の魅力
常石造船には、チャレンジする機会がたくさんあることが魅力だと思います。私は、入社時は船殻設計でしたが、その後、商品企画部に異動し、商品開発に携わりました。また、会社の枠を飛び越えて、グループ会社のツネイシホールディングスに出向し、新規事業開発業務も経験させてもらいました。このようにチャレンジ精神があれば、様々な経験や活躍の場を得られる企業風土です。
私の1日


これから(今後の目標)
大きく環境が変化する中で、船殻設計グループを従来の枠に囚われず柔軟な発想で新たな技術を取入れ、より良い商品を創造できる組織に成長させたいと考えています。
就職活動は、今まで触れたことのない業種について学ぶ貴重な機会です。私も造船業界について、インターンシップを通して知りました。皆さんも様々な業種を実際に体験して知見を広げ、自分の可能性を広げてほしいと思います。