自律操船装置
事業概要
自律操船装置の開発
現在、特に国内においては船員数の不足と高齢化が進んでいることから労働環境の改善が期待されており、またヒューマンエラーによる海難事故を減らすことが社会的な課題になっております。
当社は『自律操船装置』の自律化機能により『船舶運航の安全性向上』『船員の労働負荷低減』を実現し、社会的課題の解決に貢献いたします。
『自律操船装置』はモニタリングユニットであるFleet Transfer、統合操船装置であるMMSと現在開発中である自律ユニットで構成されます。
『自律操船装置』は
- 既存製品の統合操船システムと組み合わせることで「人の操船を積極的に支援すること」が可能になる自律操船システムです。
- 新造船だけでなく従来型船でも装備可能です。
- Fleet Tranferを搭載することによって、運航船の監視や分析の強化が可能です。

今後リリースする自律化機能としては『自動経路航路計画』『自動見張』『自動避航』『自動離着桟』『自動係船監視』を予定しております。

自律操船システム現実への歩み
当社は以前より操船を支援するシステムの開発に注力し、自律操船分野におけるリーディングカンパニーの地位を確立しております。


年 | トピック |
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2022 | 世界初、大型カーフェリーを使用した世界最長距離の無人運航実証に成功 |
2022 | 世界初、営業コンテナ船を使用した無人運航の実証実験に成功 |
2022 | 世界初、小型旅客船を使用した離桟から着桟までの一連の自動航行に成功 |
2021 | アフラマックス向け離着桟支援装置の開発・実装 |
2020 | 世界初、大型フェリーを使用した実岸壁での自動離着桟に成功 |
2018 | 練習船"汐路丸"を使用した自動離着桟の実証実験 |
1985 | 統合操船装置MMSリリース |
1961 | 世界初の自動化船”金華山丸”の引き渡し |
関連技術紹介、発表論文やメディア紹介事例
トピック |
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統合操船装置(MMS) |
モニタリング |
さんふらわあ しれとこ自動離着桟実証実験動画 |
日本マリンエンジニアリング学会誌 第54巻 第 2 号(2019) |
三井E&S造船:船舶の自動着桟技術実用化を目指して
世界初 大型カーフェリーによる実岸壁での自動離着桟に成功
実績
実施内容 | 年 | 顧客 |
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VLCC向け離着桟支援装置の開発・実装 | 2023 | 国内海運会社 |
アフラマックスタンカー向け離着桟支援装置の開発・実装 | 2021 | 国内海運会社 |
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