統合操船装置(MMS)

事業概要

統合操船装置の開発・製造および販売

「統合操船制御装置」は同一船上に搭載された特性の違う複数のアクチュエータを統合制御することで離着桟・港内航行および海洋観測時のような通常航行以外の特殊な操船時に船舶を容易にコントロールすることで、作業の効率化や安全性向上に貢献することができます。

アフターサービスおよび定期メンテナンスの実施

岡山を拠点に全国をカバーしたアフターサービスを行っており、システムの設計、製造からアフターサービスまで、一貫したソリューションを提供しています。メンテナンスは、船の定期検査の時期に合わせて実施し、常に装置が良好な状態で作動出来るようにします。

  • DPS Class3の図

業務範囲・フロー

ヒアリング・設計・開発・製造・搭載工事および試験実施

1)

船の運用や大きさ等、お客様のご要望に応じて最適なシステムをご提案します。

2)

装置を搭載した場合の性能まで含め、それぞれの船の運用に最適なシステムを設計します。

3)

装置の装備場所や運用を想定し、ハードウェア、ソフトウェアを含めた機器設計を行います。

4)

当社の工場でシステムを構築し、船の運動を含めた船上と同じ連接環境を模擬するシミュレータを用いた調整を行い、出荷します。

5)

船上で、各種連接機器との調整、作動確認を実施し、装置が正常に作動することを確認します。

6)

お引渡し前の海上確認運転において、装置のあらゆる機能の性能調整及び試験を行います。

7)

船の運用期間において、定期的なメンテナンスをご提案し実施すると共に、突発的な万が一のトラブルにも対応します。

引き合い、システム設計、機器設計、製造・調整、搭載、性能確認、アフターサービスの業務に対応

関連技術紹介、発表論文やメディア紹介事例

実績

当社は1985年、海中作業実験船「かいよう」に自動船位保持装置(DPS)の初号機を搭載して以来、これまでに受注した統合操船制御装置は118式を数えます※。当社の統合操船制御装置は、船の大きさ、船種、搭載する推進器等によらず、あらゆる船への搭載を可能にしています。船の大きさは、小さいもの(19トン)から大きいもの(6万トン)まで、また船種は内航タンカー、鋼材運搬船、旅客船、調査船、練習船、作業船、消防船、掘削船や巡視船等、多岐に渡ります。それぞれの船に求められる機能を実用化したシステムを提供し、最適な状態に調整し、お引渡ししております。

※ : 内18式がDPS、100式がシステム操船装置(2022年5月末時点)

上記の受注数には新造船、老朽化等による換装システムを含みます。

お問い合わせ

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