1.風圧抵抗を低減する居住区
居住区の正面積を減らし、居住区の角に段差をつける隅切効果により風圧を減らす形状を広島大学と開発し採用しています。燃料油となる重油の使用量を1日0.5トン削減し、1年間のCO2排出量を約430トン削減できます。
パナマックス型カテゴリで建造シェア率世界第一位を誇るKAMSARMAX。
多くの船主から支持を集めるのにはそれだけの理由がある。
新たな国際ルールに適合しながらも、新しい省エネ技術を開発し、安定した推進性能と高い燃費性能を実現し続けている。
居住区の正面積を減らし、居住区の角に段差をつける隅切効果により風圧を減らす形状を広島大学と開発し採用しています。燃料油となる重油の使用量を1日0.5トン削減し、1年間のCO2排出量を約430トン削減できます。
船首部の波の抵抗を軽減するため、波の高い海でも抵抗が少なくなる船首形状にしています。この結果、貨物積載時のシーマージン(波浪中の抵抗増加)を削減できます。
日本郵船グループの技術会社MTIと共同開発した燃料削減効果を期待できる省エネデバイス。船のプロペラ前部にねじれ形状を持つ複数の固定フィンを取り付け、水流を整えることで、燃料削減効果が向上します。
低硫黄燃料を使用できる機器装置を装備することで、酸性雨として環境破壊の原因となる硫黄酸化物(SOx)の空気中への排出低減に対する対策を取っています。
バラスト水に含まれて運ばれる海水中の海洋生物が、他の地域で排出されて海洋生態系に影響を与えることを防ぐため、海洋生物や細菌類を処理し一定の水質基準にするための処理装置システムを装備しています。
大学などの研究機関とも連携して、10分の1サイズの模型船や、大型曳航水槽を活用し、構造、強度、性能において実海域を想定した試験を繰り返している。