常石造船株式会社（本社：広島県福山市沼隈町常石1083番地、代表取締役社長:河野 健二）は、日本とパラグアイ親善交流の一環として、南米パラグアイの“日本パラグアイ学院”の修学旅行生ら26人を迎え、7月11～15日の五日間、常石造船、ツネイシクラフト&ファシリティーズ、神原ロジスティクスなどの常石グループの企業および施設をはじめ、広島県内の各名所の見学ツアーを実施しました。

　パラグアイには、バージやプッシャーを建造するASTILLERO TSUNEISHI PARAGUAY S.A.を中心に、常石グループが事業を展開しています。修学旅行を機に来日した“日本パラグアイ学院”の学生らと常石グループ及び地域学生との交流を図って、日本文化の体験を通じて理解を深めていただくため、本企画の実施に至りました。

　学生らは常石グループの紹介を受けた後、造船工場で建造中の8万トン型のばら積み貨物船建造工程などを見学。ツネイシクラフト＆ファシリティーズの工場では、アルミ合金製船舶の建造過程などを学びました。また、常石グループの海運事業を担う神原ロジスティクスの物流センターを見学しました。

　さらに、一行は、日本文化への理解を深める目的、“神勝寺 禅と庭のミュージアム”を訪ね、国際禅道場で坐禅を体験しました。その後、福山市沼隈町の千年中学校を訪れ、合唱や折り紙体験などで交流し互いの文化を共有しました。

　“日本パラグアイ学院”の豊歳 Patricia理事長は「学校で日本語や日本文化などを学びますが、今回の見学で、日本人の礼儀正しさやルールを守ることなどの日本の良さを実感しました。また、常石グループのみなさんからの“おもてなし”で細かいお気遣いをいただいた、大変貴重な体験は忘れられない思い出となりました。暖かく受け入れていただき、心より感謝しております」と感謝の意を述べられました。

　常石グループの見学ツアーを通じて、日本とパラグアイ親善交流を深めるよい機会となりました。常石グループは日本とパラグアイ両国民の相互理解と友好親善の増進をはかり、文化や人的交流の促進に努めていきます。

■日本パラグアイ学院
2001年、パラグアイで各種日系団体と日系有識者が主体となって幼児から高校課程までの一貫教育を行う日系初のバイリンガル校として設立され、幼稚園部～高等部の生徒300人超が通っています。元在日パラグアイ共和国大使豊歳直之氏のご息女、豊歳 Patricia氏が日本パラグアイ学院基金の理事長を務めています。スペイン語による授業が主体ですが、日本語の授業も必須科目になっており、週に16時間もの日本語や日本文化に関する授業が行われています。

■日本とパラグアイと常石グループについて
日本とパラグアイは1919年に国交を樹立し、今年で100年。1936年からは日本人の移住が始まり、今日に至るまで経済・文化の相互交流による2国間の友好関係を築いてきました。常石グループは、戦後復興期の1956年に、神原秀夫が広島県沼隈郡沼隈町（現・福山市沼隈町）の町長としてパラグアイへの移民団を結成して以来、同国の発展に貢献し続け、2008年には常石造船の海外子会社であるASTILLERO TSUNEISHI PARAGUAY S.A.を設立しています。

■常石造船株式会社
2017年に100周年を迎えた常石造船（広島県福山市）は、造船・海運業を中心に事業展開する常石グループの中核会社です。国内の常石工場（本社）とフィリピン、中国、パラグアイの海外3工場を製造拠点に、3万トン～18万トン級のばら積み貨物船、コンテナ船、タンカー、客船などを建造しています。
URL：https://www.tsuneishi.co.jp/
代表取締役社長：河野　健二
事業内容：船舶の建造、修繕
創業：1917年（大正6年）7月
資本金：1億円
従業員：883人 （2018年12月時点）
事業拠点：常石工場（広島県福山市）
造船事業関連会社：
TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.（フィリピン・セブ島）
http://www.thici.com/
常石集団（舟山）造船有限公司（中国・浙江省）
http://www.tsuneishi-zs.com/
ASTILLERO TSUNEISHI PARAGUAY S.A.(パラグアイ・セントラル州ビリェタ市)
http://www.tsuneishi.com.py/
常石鉄工株式会社（広島県福山市）
https://www.tsuneishi-iw.jp/
常石商事株式会社（広島県福山市）
https://www.tsuneishi-trading.co.jp/
常石エンジニアリング株式会社（広島県福山市）
http://www.tsune-e.com/
株式会社三保造船所（静岡県静岡市）
http://www.mihozosen.co.jp/

－　本件に関するお問い合わせ先　－
ツネイシホールディングス株式会社
マーケティングコミュニケーション部
pr@tsuneishi.com　
TEL：084-987-4915