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常石造船、上海交通大学との交流と協力に関する協定書締結

2006年7月14日

6月29日(木)、常石造船株式会社と中国上海交通大学は、科学研究と教育分野における交流と協力を通じ、科学技術の発展と人類の進歩事業に貢献することに合意し、科学研究と教育の交流と協力に関する協定を締結しました。

調印式には、常石側から常石造船株式会社の伏見会長と小葉竹取締役、常石(上海)船舶設計有限公司の黛総経理、上海交通大学から謝縄武学長、厳良瑜校長補佐、呉毅雄所長、楊建民副院長が出席。「協力と交流に関する協定書」と付属の二つの「覚書」を取り交わしました。

協定の内容は、昨年から広島大学と共同で実施していた寄附講義と奨学金に加え、新たに上海交通大学溶接工程研究所(以下、「溶接研」)との交流と協力および上海交通大学船舶海洋および建築工程学院(以下、「学院」)からの実習と研修を受入れるものです。

溶接研では、最新の溶接技術についての研究が行われており、このたびの交流と協力では、溶接研の持つ溶接技術と情報資源の活用および当社との緊密な人的交流により友好関係を深め、両国および両者の技術開発と産業の振興に資すことを目的としています。具体的には年2回の共同研交流会の開催および共同研究或いは試験を実施します。

また、学院の学生に実習場所を提供し、造船技術の指導および費用支援を行うことにより、学生の勉学と教育を支援し、両国および両者の友好関係を深めていきます。年間4名の学生が約2ヶ月間、当社本社にて研修を行います。

常石造船では昨年、上海市と浙江省舟山市に設計部門の拠点を立ち上げており、船舶関連大学に在籍する中国の大学生、大学院生など優秀な人材の獲得を目指しています。学術・教育に関する交流協定をはじめ、中国との関係を長期的に深めていく方針です。このたびの協定はその活動の一環でもあります。