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常石造船と広島大学、中国の8つの船舶関連大学と 造船分野における学術・教育の交流に関する覚書を締結

2005年9月14日


広島大学と常石造船、中国の8つの船舶関連大学と
造船分野における学術・教育の交流に関する覚書を締結
〜9月から寄付講座を中国の船舶関連大学で開始〜


 常石造船株式会社(本社:広島県福山市沼隈町常石1083、代表取締役:神原勝成、以下常石造船)と広島大学(所在地:広島県東広島市鏡山1−3−2、学長:牟田泰三)とは、上海交通大学船舶海洋及び建築工程学院など中国8つの船舶関連大学との間で、交流事業を柱とした学術・教育交流に関する3年間の覚書を締結し、造船分野の発展に寄付する寄付講座の開設などの活動を行います。

 柱となる寄付講座は、広島大学の小瀬邦治教授らによるえ時間集中講座で、中国8つの大学あわせて16講座を9月下旬から10月下旬にかけて順次行っていきます。講義のテーマは、造船産業における技術の現状と課題や、情報技術による設計生産活動の支援をはじめ、日本における人工島「メガフロート」の開発などを予定しています。

 広島大学と常石造船は昨年春、船舶の設計、建造、維持管理や環境保全の技術開発、国際協力に関する包括的研究協力の協定を締結しており、国際協力の推進は重要課題のひとつと位置づけています。海外展開にいち早く着手した常石造船では、今年3月に日中造船業における競争と協調をテーマに「常石上海フォーラム2005」を開催し、中国の造船関連の大学生や研究者、日本の海事関係者あわせて約200名に対して、日中の造船関連の大学や企業間の協調や協力の必要性を訴えました。

 常石造船では今年、上海市と浙江省舟山市に設計部門の拠点を立ち上げ、船舶関連大学に在籍する中国の大学生、大学院生など優秀な人材の獲得の意味からも、今回締結した学術・教育に関する交流協定を、中国との関係を長期的に深めていくプロジェクトと位置づけ活動していく意向です。

■交流協定を締結する大学
・上海交通大学(上海市)
・ハルピン工程大学(ハルピン市)
・大連理工大学(大連市)
・天津大学(天津市)
・華中科技大学(武漢市)
・武漢理工大学(武漢市)
・江蘇科技大学(鎮江市)
・浙江海洋学院(舟山市)

■寄付講座 講演者
・小瀬邦治広島大学教授
     講演 「造船産業と技術の現状と課題」
・濱田邦裕広島大学助教授
     講演 「情報技術による設計生産活動の支援」
・高木幹夫広島大学教授
     講演 「日本における人工島「メガフロート」の開発」

―本件に関するお問合せ先―

常石造船株式会社 経営企画室
広報担当:大西、真鍋
TEL:084−987−4915
FAX:084−987−5087
広島大学大学院工学研究科
社会環境システム専攻
教授  小瀬 邦治
TEL:082−424−7779
教授  高木 幹雄
TEL:082−424−7775
FAX:082−422−719