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常石造船とサムスン重工業、包括的提携に合意

2004年3月10日


—造船業界における初の日韓提携が成立–


常石造船株式会社(本社:広島県沼隈郡沼隈町常石1083、代表取締役:神原勝成、以下 常石造船)とサムスン重工業株式会社(本社:韓国巨濟市新縣邑、社長兼CEO:金澄完 キム・ジンワン、以下サムスン重工業)は、造船業界における国際的な競争力の強化に向け、双方の経営資源を活用した協力を進める包括的な提携関係の樹立に昨日基本合意しました。

 1993年以降、常石造船とサムスン重工業は両社の発展に向け各種の分野において意見交換を行う交流活動を進めてきました。この度、相互の企業利益の向上を目的として、一般船舶、海洋開発用船舶の建造、並びに修繕などを対象に、生産、調達、経営、海外事業等業務を含む包括的な分野において各種の協力活動を行います。

近年の開放政策の浸透による産業の発展を背景に中国経済は活況を呈しつつあります。中国はその経済成長とともに多様な工業製品に関する生産能力を大幅に増強し、世界の生産工場としての地位を確立してきました。欧米、アジア諸国との貿易交流は以前にも増して活発化し、それにともない、中国を中心とした海運需要も大きな高まりを見せています。
海運需要の増大は造船業界にも新たな市場を生み出しており、造船企業にとっては新たな成長機会として事業を積極化する契機となりました。日本、韓国、中国の造船企業が激しい競争を繰り広げる船舶市場において、相互の経営資源をフルに活用可能とする国境を越えた強力な提携の成立は、双方の企業における国際的な競争力を格段に強化し、今後の成長に大きく貢献するものです。

(添付: 3月9日 両社提携の調印式写真)
http://www.news2u.net/incidental_download.php3?sid=e87172fc65&rid=NRR20043533

■ 本件に関する報道関係お問い合わせ先
常石造船株式会社 経営企画部長  長谷川 弘
TEL:084-987-4915
Eメール:hiroshi_hasegawa@ts.tsuneishi.co.jp
URL: http://www.tsuneishi.co.jp/

サムスン重工業株式会社 東京支店 支店長 宋 敬鎭  ソン ギョンジン
TEL:03-5641-9561
Eメール:songkjin@samsung.co.jp
URL: http://www.samsung.co.jp/

3月9日 両社提携の調印式写真
— 常石造船・神原社長(中央左)とサムスン重工・金澄完社長(中央右)