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Our Project プロジェクト紹介
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無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」
内航海運における船員の労働力不足解消や労務負担軽減のために、日本財団が取り組む無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」。その一大プロジェクトにコンソーシアムの一員として参加しています。
本プロジェクトは、2040年までに内航船の50%を無人運航船にすることを目標に始動。第1フェーズでは、小型観光船や内航コンテナ船、大型カーフェリー「さんふらわあ しれとこ」の無人化技術実証実験に成功。
特に「さんふらわあ しれとこ」の実験では、苫小牧~大洗間約750kmの無人航行を達成し、狭い航路や悪条件下でも正確な操船を実現しました。現在、本プロジェクトは第2フェーズに突入。内航船の無人運航の実現のために、日々、各社と協働しながら技術開発を行っています。
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船舶データのリアルタイムでのモニタリングを実現
現在、船舶の安全運航や環境に優しい運航のため、効率的なオペレーションが求められています。
そこで当社が開発したのが、船舶の運航データモニタリングシステム「Fleet Monitor/Fleet Transfer」。
船舶の詳細な運航データをリアルタイムで収集し、陸上へ送信することで運航データの見える化を実現します。当社ではこれまでの知見と実績をもとに、顧客のご要望に応じた最適なシステム構成を提案し、設計から搭載・運用まで一貫して対応。2006年の販売以来、国内トップシェアを誇っています。
これまで実現が難しいとされていた「船の見える化」によって、顧客が求める効率的な運航をサポートします。 -
船舶設計ライセンス供与
顧客への設計サービスのひとつとして、船舶設計ライセンス供与を行っています。当社船型リストより設計図面を提供し、顧客の開発時間の短縮と船型ラインナップの充実を実現。当社のリストにない船型についても、共同開発という形で個別のニーズに対応しています。
近年では、国内造船所向けにばら積み貨物運搬船の基本設計ライセンスの供与や、環境対応型船舶の開発を実施しています。
特に、国内造船所と共同で船型開発をした4万重量トン型(40型)バルカーは、当時まだ珍しかったEEDIフェーズ3基準をクリア。短期間で40隻以上の受注という大ヒットを達成し、時間の制約がある中で、顧客の実現したい船舶の開発に大きく寄与しました。今後も当社は技術力で海事業界の発展に貢献していきます。
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新燃料供給システムの開発、導入サポート
近年、海事業界では環境規制や新ルールの適用を受け、船舶も重油専焼から、LNGなどの新燃料との二元燃料化ヘの転換期を迎えています。
しかし、新燃料への転換には多くの技術的課題が伴い、造船所の設計業務の逼迫が予想され、造船所の人材不足は喫緊の課題です。
特に、新燃料船の実績が少ない造船所だけでの対応は難しく、これらの造船所を支援する企業・人材の確保が求められています。そこで当社では、船舶の燃料転換を支援するプロジェクトを推進。最近では、国内造船所向けに経験豊富な技術者によるLNG燃料供給システムの設計・搭載のサポートを実施しました。
本船の設計初期段階の検討から、機器調達・燃料供給装置の搭載補助、竣工後のアフターサービスまで一貫して対応しています。