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常石造船で福山西消防署協力のもと、総合防災訓練を実施

2015年5月18日

常石造船株式会社(本社:広島県福山市沼隈町常石1083、代表取締役社長:河野健二)は、4月24日(金)に福山西消防署にご協力いただき、常石工場において防災訓練を実施しました。訓練には、常石工場の従業員約60人が参加。震度5強の地震が発生し、工場内で負傷者および火災が発生したという想定で有事の際の対応を確認しました。いつ起こるか分からない地震と地震による災害。船づくりの現場では、火気を扱ったり高所での作業が行われているため、地震発生時にはガス漏れによる火災や爆発、倒壊や転落によるケガなどの災害が想定されます。

・常石造船株式会社
 http://www.tsuneishi.co.jp

訓練では、午前9時30分に、緊急地震速報を受信後すぐに構内放送で工場内へ警告を発信。対策本部を設立し、自衛消防隊が発動すると同時に情報班、警戒班、支援班、救護班、誘導班、防災班がそれぞれの班長指揮のもと活動を開始しました。各班スタッフの迅速な対応と、救急隊や消防隊との連携で、午前10時、負傷者の手当てと火災鎮火が無事に完了しました。

訓練終了後、福山西消防署の芝吹和英署長は「常石造船は、10数年来、毎年訓練を実施されており、防災に対する意識が高い事業所です。本日の訓練では、各班が適切に対応されていました。想定と違う動きがあったときには、少し時間を要していましたが、全体としては、訓練の目的は達成できたと思います。今後も、自分たちの身は自分たちで守り、また同僚の命も自分たちで守るため、引き続き、個人、組織での防災力のアップをお願いします」と、述べられました。

最後に、川北雅弘常石工場長から「常石造船では、重量物、可燃物、危険物を取り扱っています。有事の際には、われわれが社内の中心となり、防災訓練で身に着けた対応を、安全、確実に遂行しましょう」との総括で、今回の訓練を締めくくりました。

緊急時においては、迅速に避難し設備を保全するほか、救急や消防活動が必要です。常石工場では日ごろから十分に訓練しておくことで、いざというときに適切な防災活動を確実に遂行できるよう、2003年から火災への対応、2008年から地震に対応する防災訓練を毎年実施しています。

■常石造船株式会社の会社概要
創業から112周年を迎えた造船・海運業を中心に事業展開する常石グループの中核会社で、国内の常石工場(本社)とフィリピン、中国の海外2工場を展開し、3万トン~18万トン級のばら積み貨物船を中心に、コンテナ船やタンカーなど年間60隻程度を建造しています。

代表取締役社長:河野 健二
事業内容:船舶の建造、修繕
創業:1917年(大正6年)7月
資本金:1億円
従業員:721人(2014年12月時点)
事業拠点:常石工場(広島県福山市)
造船事業関連会社:
TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.(フィリピン・セブ島)
http://www.thici.com/
常石集団(舟山)造船有限公司(中国・浙江省)
http://www.tsuneishi-zs.com/ 
常石鉄工株式会社(広島県福山市)
http://www.tsuneishi-iw.jp/
常石商事株式会社(広島県福山市)
http://www.tsuneishi-tradings.co.jp/ 
常石エンジニアリング株式会社(広島県福山市)
http://www.tsune-e.com/

- 本件に関するお問い合わせ先 -
ツネイシホールディングス株式会社
CSV本部 マーケティングコミュニケーション部
本社福山市  TEL:084-987-4915
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