ニュース

プレスリリース

TESSシリーズ 200隻目 竣工

2007年6月25日

 ツネイシホールディングス株式会社(本社:広島県福山市沼隈町常石1083、代表取締役社長:神原勝成)常石造船カンパニーでは、ツネイシ・エコノミカル・スタンダード・シップの頭文字が由来であるTESS(テス)シリーズの通算200隻目となる第1339番船(CHIJIN SHIPPING S.A.向け載貨重量5万2千トン型撒積貨物船)が、6月25日に広島県福山市の常石工場で竣工します。

 TESSシリーズは、ハンディマックス型撤積貨物船の経済性並びに運航・荷役性能の飛躍的な向上をめざして1981年から開発に着手し、1984年には他社に先駆け、4万2千トンクラス(TESS40)の撤積貨物船の第1番船が竣工。その後も4万5千トン(TESS45)、5万2千トン(TESS52)、5万8千トン(TESS58)と、常に海運マーケットのニーズを先取りした船型を開発・建造し、国内外の多くの船主並びに用船者から20年以上にわたり高い評価を得ています。

【TESSシリーズ竣工実績】
TESS40: 40隻  
TESS45: 69隻  
TESS52: 87隻  
TESS58: 4隻  
第1339番船主要目
全長 189.99 メートル
型幅 32.26 メートル
型深 17.00 メートル
計画喫水 11.00 メートル
満載喫水 12.00 メートル
載貨重量(満載) 52,454メトリックトン
総トン数 30,046
主機 MAN-B&W 6S50MC (mark6)
(最大出力) 7,800 kW x 116 rpm
航海速力 約14.5 ノット(計画喫水にて)
船籍 PANAMA
船級 日本海事協会
定員 最大25名

本船概要

  • 5つの貨物倉を有しており、各貨物倉の倉口にはエンドフォールディングタイプのハッチカバーを装備しています。また、倉口サイズ(No.1 Hatch : 20.40 m長さx 18.40 m幅, No.2〜No.5 Hatch : 21.25 m長さ x 18.40m幅 )を大きくすることにより荷役効率向上を図っています。
  • 穀類、石炭、鉄鉱石, 硫黄(塊、粗粒)、スチールパイプ及びホットコイルの積載が可能であり、鉄鉱石のような高比重貨物はNo.1,3,5カーゴホールドに隔倉毎に積載可能となっています。
  • 荷役設備として30mtの揚貨能力を有するデッキクレーンを4基装備しています。
  • 省エネ装置であるサーフバルブを舵に取り付けることにより、省エネ化を図っています。

TESS(テス)シリーズの通算200隻目となる第1339番船


― 本件に関するお問合せ先 ―
ツネイシホールディングス株式会社
常石造船カンパニー 経営企画部:大西・今井
TEL:084−987−4915 FAX:084−987−1923