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常石造船の中国子会社が秀山島に職業技術学校の分校建設に全面協力

2006年12月26日


 常石造船グループの中国現地法人、常石集団(舟山)船業発展有限公司(以下TMD)と常石集団(舟山)大型船体有限公司(以下THB)は、中国岱山県教育局から岱山県職業技術学校の分校を常石造船の中国製造拠点秀山島での開設の提案を受け、12月8日設立合意書に調印し、学校建設・運営に関して岱山県職業技術学校と常石集団2社が一体となって行うことを決定しました。

 『岱山県職業技術学校常石集団分校』は、現地従業員や地元住民の子弟や経済的に学業継続が困難な地方の優秀な学生を対象に、舶の建造・修繕および管理を学ぶ3年制の専門学校で、パソコン教室、溶接・ガス切断等の実習室等を備える全寮制の学校です。2007年9月開校予定、初年度の募集定員は40名で、職業高級中学(日本の職業高校相当)の卒業資格が得られます。

 TMD、THBは、学校施設(旧中学校校舎利用)の改装費用はじめ、実習器具、資材など設備・備品の購入面で全面支援するとともに、造船技術者を講師として派遣し実習指導などを行います。さらに、職業技術学校の学生の秀山工場における工場実習も行う予定です。

 常石造船では2010年に3,000億円企業をめざし、優秀な人材の育成・確保が最重要な経営課題と位置づけており、2005年には秀山島での人材教育のための施設を建設する構想を練っていました。2006年4月に岱山県から秀山での学校設立の要請があり、秀山工場の設備増強に伴う今後の人員の確保の面からも、今回の造船技術専門学校設立を全面的に支援することにしました。


― 本件に関するお問合せ先 ―
常石造船株式会社 経営企画部
広報担当:大西、真鍋
TEL:084-987-4915  FAX:084-987-1923