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常石造船2005年度業績が過去最高に 売上高1166億円、経常利益92億円を達成

2006年5月23日


 常石造船株式会社(本社:広島県福山市沼隈町常石1083、代表取締役:神原勝成、URL:http://www.tsuneishi.co.jp、以下常石造船)は、2005年度売上高が前年(859億円)対比36%増の1,166億円、経常利益が前年(19億円)に比べ4.8倍の92億円となり、会社設立以来の最高業績を達成しました。売上高に占める新造船部門は1,089億円、修繕船部門は55億円、その他が22億円となります。

 2005年度の好業績を支えた要因は、ツネイシヘビーインダストリーズセブ(THI)の建造数が8隻から12隻へ増加したのをはじめ、中国秀山工場のメガブロック製造が3隻から5隻相当へと生産能力を向上させるなど、海外工場の建造数量の増加があげられます。さらに、円安傾向によるコストのドル化による為替益、常石工場での短納期船2隻の受注、引き渡しや、修繕事業の増収・増益なども、過去最高の好業績に寄与しています。

 2005年度の常石造船グループの建造隻数は、前年の35隻から9隻増加し44隻。建造量もそれに比例し、前年の129万総トンからは約165万総トンとなりました。2006年度は、バルクキャリアを中心に、チップ船や自動車船の建造が加わり、年間合計43隻、約172万総トンの建造量を見込んでいます。

 常石造船は、海外展開の強化と新型アフラマックスタンカーに続き、原価企画船の取り組みを継続するなど、韓国や中国に負けない国際競争力を構築し、得意な中型船の分野での世界トップシェアを目標に、利益率NO.1高収益企業の実現をめざします。