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常石工場安全研修センター」を建設 安全意識の徹底と危険予知能力の向上めざす

2005年5月19日


 常石造船株式会社は、工場で働く従業員の安全意識の徹底と危険予知能力の向上をめざし、体験型訓練と安全教育からなる研修施設「常石工場安全研修センター」を5月9日に完成、5月15日の新入社員研修を皮切りに、常石工場の技能職、技術職、事務職、さらに協力会社の従業員まで、およそ1,800名を対象に安全研修を開始します。

 「常石安全研修センター」は、100名収容の学科教室(床面積:240m2)と直方体の船体ブロックを模した体験施設(床面積:72m2)の2つの区画からなります。学科教室ではオーディオビジュアル機材を用いて事故事例を見ながら危険予知の学習などを行います。隣接する体験型の施設では、機関室での火災を想定した擬似体験トレーニングをはじめ、タンク内の暗がりの中での作業を想定し、落下危険個所に足を踏み入れるとブザーが鳴る擬似体験スペースや、不安定な足場での作業体験など、実際に起りうる危険な個所を想定した実践的な訓練を中心に行います。このほかにも、チェーンブロック、ワイヤーなど不良品を展示し、安全教育の”見える化”を図り、安全に対する意識と安全に作業するための基本知識の修得に努めます。

 常石造船では、フィリピン、中国にある海外工場にも順次建設する計画で、常石造船グループ全体で安全教育を徹底し、労働災害をゼロにする努力を続けます。

【常石工場安全研修センターの概要】
学科教室      240m2(床面積)
・100名収容(スクール形式)
・ビジュアルプレゼンテーション設備

体験設備72m2(床面積)
実際の構造物を模した設備で、以下の危険な状態を安全に体験する。
・機関室での火災事故
・作業足場(良い見本、悪い見本)
・開口部落下危険箇所(踏むとブザーが鳴る)
・不安定な梯子
・頭上からの落下物危険箇所
・蹴り込み防止板
・鉄板倒れ危険箇所 等

安全研修センター

研修の様子