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THI、 「ISO 14001」の認証取得

2004年1月6日


—環境に配慮した経営姿勢に高い評価—


常石ヘビー・インダストリーズ・インク(Tsuneishi Heavy Industries. Inc、代表取締役社長:河野健二、所在:フィリピン・セブ島、常石造船の造船現地法人、以下THI)は、環境マネジメントシステムの国際規格である「ISO 14001」の認証を、審査登録機関である日本海事協会(会長:小川健兒氏)の審査を経て昨年12月19日に現地で証書の贈呈式が行われました。(添付写真参照)

「ISO 14001」は、環境に対する汚染や破壊の防止を目的として、有害物質や危険物の排出を未然に妨げる機能を備えた経営システムを、世界的な標準規格にもとづき認証する制度です。この度におけるTHIの「ISO 14001」認証取得は、セブ島において自然環境の保護に配慮した積極的な経営姿勢が国際的にも高く評価されたことを意味しています。

 THIは、すでに1998年に「ISO 9001」の認証を取得し国内工場に遜色のない品質管理を実現しています。2001年1月には「ISO 14001」に関する認証取得を経営目標として決定、自然環境の保護や企業イメージの向上などを内容とする認証取得の意義や必要性について全社的な意思統一を行いました。以降、認証取得をめざして結成された現地スタッフ中心のプロジェクトチームの主導のもとに、定期セミナー、各部門別指導、社内監査を継続的に実施するなど全社的なとり組みを積極的に推進してきました。これらの活動を通じて、認証基準の主旨や諸手続きの詳細の把握、関係者への周知をはかるとともに、THIの会社方針、目標に沿った各部門目標設定、同実行方法・検証方法などの文書化と実証検証等を進め、今回の取得に至りました。

 この度の「ISO 14001」認証の取得に際して、THIではその評価規定の遵守による実効性のあるとり組みの重要性をあらためて全社的に確認しました。今後も有害物質などの排出を未然に防止し、セブ島の自然環境に配慮した経営的なとり組みを積極的に進めていく考えです。

常石造船(本社:広島県沼隈郡沼隈町常石1083、代表取締役社長:神原勝成)は、1994年にフィリピン・セブ島のバランバン町にTHIを設立しました。現在、セブ工場は5万2千トン級バラ積み貨物船を建造する中心工場として新造船事業を担うとともに、年間130隻以上(2002年実績)の修繕事業を行っています。
 現在、常石造船はグローバル事業推進の一環としてTHIの設備拡充を進めており、今後は常石造船グループとして船舶市場における国際競争力の一層の強化をめざします。

【本件に関する報道関係お問い合わせ先】
常石造船株式会社 経営企画部長 長谷川弘  TEL:084-987-4915

贈呈式の様子